大阪製鐵グループは、太古より息づいてきた匠の技と心を受け継ぎ、
「鉄」を未来づくりに貢献させ続けることを使命とし、事業に取り組んでおります。
大阪製鐵グループは、日本製鉄グループの中核電炉メーカーとして、山形鋼、溝形鋼、棒鋼、平鋼から軽軌条、エレベータガイドレールなど、多岐にわたる製品群をさまざまな産業分野に供給することで、人々の豊かな暮らしの創造を支えています。
また、電炉メーカーとして、鉄資源の効率的なリサイクルプロセスを推進し、省エネルギーや省資源を通して環境保全と循環型社会へ貢献することで、社会との一層の共生に努めています。
大阪製鐵グループは、お客様ニーズに対応した新商品や高機能商品の開発を探求し、国内シェアナンバーワン商品であるエレベータガイドレールや鉄塔材等の商品力を一層高め、お客様からの「大鐵指定」を更に拡大し、国内のみならず海外での新市場開拓に努めています。
大阪製鐵グループは、関東・関西・九州での各生産拠点が、立地や特徴・強みを活かすことで、グループ全体での最適生産化と連携効果(シナジー効果)の発揮を図っています。さらに、今後も徹底的な省エネルギー対策や生産性向上対策を推進し、コスト競争力を更に強化していきます。
大阪製鐵は、拡大する鋼材需要を捕捉するために、インドネシアに大阪製鐵とインドネシア国営製鉄会社であるPT. KRAKATAU STEEL (PERSERO) Tbkとの合弁会社であるPT. KRAKATAU OSAKA STEEL(KOS社)を設立しました。
KOS社は、インドネシア唯一のコンバインドミル(中小形形鋼・異形棒鋼複合製造ミル)による高い生産性、優れた品質・商品力を誇っています。また、大阪製鐵グループから良質鋼片の安定供給を受ける等の優位性を活かしながら、「インドネシアとともに成長」というスローガン通り、更なる発展を目指します。
大阪製鐵が属する普通鋼電炉業界は、主原料のスクラップ価格及び主要製品の市況変動が大きく、これにより業績が大きく影響されます。しかし、経営基盤の長期安定に向けた揺るぎない財務体質の構築を進め、堅実かつ効率的な経営を行うことで、15年以上連続黒字経営を継続し、高い自己資本比率など優良な財務体質を築き上げています。